vol.56
August 6, 2021
大日如来坐像本尊の頭部を彫り始めた時の映像。8年越しのこの大プロジェクトのメインイベントとも言える瞬間です。
とはいえ躊躇していても仕方ないので普段通りの心持ちで鑿(のみ)を振るいます。
大日如来坐像本尊の頭部を彫り始めた時の映像。8年越しのこの大プロジェクトのメインイベントとも言える瞬間です。
とはいえ躊躇していても仕方ないので普段通りの心持ちで鑿(のみ)を振るいます。
2021年年明け、丸山晩霞記念館(長野県東御市)での個展の際に行われたギャラリートークの様子を少しばかり。
進行役の佐藤館長とはかれこれ12年来のお付き合い。こうしてお役に立てることは作家冥利に尽きる思いです。
作品集「幻触」限定BOX用作品「夜鬼 -Night gaunt-」のメイキングです。
空想の生き物とはいえ、骨格の辻褄をひとつひとつ紡ぎ、やがて命を帯びてくる瞬間はたまらない楽しさがあります。
作品に使う額は全てオリジナルで、特に丸額などの特殊額は木地から工房で制作します。
額制作は主に新人スタッフの担当なので、最初は工程と技術を教えるところから始まります。
大光背に位置する36体の諸尊は、それぞれ違うポーズをとり、違う持物を携えています。
それらはかなり厳密な作業で、住職から直々に頂く細かいチェックに基づき彫り上げてゆきます。