vol.116
December 28, 2022
いよいよ制作もクライマックス、本尊の彫りを終え漆塗り作業に入る瞬間です。
と・・そのとき不可思議な現象が。
今回は少々オカルトミステリー、信じるか信じないかはあなた次第です。
いよいよ制作もクライマックス、本尊の彫りを終え漆塗り作業に入る瞬間です。
と・・そのとき不可思議な現象が。
今回は少々オカルトミステリー、信じるか信じないかはあなた次第です。
像全体の一番頂点に配する宝塔、かなり独創的なデザインですが、これは当工房の建築デザインを反映させました。
賛否あるのは承知の上ですが「この場所から像すべてを生み出した」という矜恃とでも言いましょうか。
冠のデザインは、単体での美しさは勿論ですが、髪型との繋がりも意識したいところ。
過去の優れた作例から学びつつも、勇気と信念を持ってオリジナル性や必然性を多々盛り込んでいます。
スタッフ各々の創造性に全幅の信頼を寄せ挑戦してもらいたい自分(大森)と、スタッフが自身の創造性をどこまで大森作品に入れて良いのかの迷いや不安。
やがてそこの覚悟を決めてからの成長の様子、それらが如実に見てとれます。
本尊が金剛界曼荼羅を具現化した存在であるのに対して、大光背の裏に胎蔵界の仏画を描くことで表裏一体となり両界曼荼羅として一つの世界が表されます。
しかしながら今回の大光背は裏側の構造的に別板を制作し、それに仏画を描くこととしました。