vol.16
August 28, 2020
6年越しの完全版大日如来坐像制作プロジェクトも、8頭の獅子や蓮華座、大光背、台座などなど大枠がおおむね彫り上がり、
いよいよ主役である本尊に着手しております。
時間をかけた分、やっと自分らしい大日如来像のイメージが固まりました。楽しそうに彫っている姿、どうぞ見てやってください。
6年越しの完全版大日如来坐像制作プロジェクトも、8頭の獅子や蓮華座、大光背、台座などなど大枠がおおむね彫り上がり、
いよいよ主役である本尊に着手しております。
時間をかけた分、やっと自分らしい大日如来像のイメージが固まりました。楽しそうに彫っている姿、どうぞ見てやってください。
ウチの工房では彫りはもちろんのこと漆塗りや箔貼り、そして彩色まですべて工房内で行います。
そのためスタッフ全員、全ての工程を把握し、全工程の技術を身に付ける必要があります。
そんな中から、今回は漆塗り作業の様子をどうぞ。
完全版大日如来坐像制作プロジェクトを進めながらも、作家としてやはり個展仕事も行うわけです。
奇しくも緊急事態宣言解除の日が会期初日となった個展 “METALWORKS OF AKIO OHMORI” (ギャラリー和田/銀座)の搬入の様子を少しばかり。
設営前後で会場がガラッと変貌するのは彫刻の醍醐味のひとつです。
令和2年4月、日本初の緊急事態宣言が発令された頃の工房の映像です。
そして再び今、世の中は4月5月を遙かに越える事態となってしまいました。
このような状況のなか工房を稼働させることについて、今あらためていち彫刻家としての思いを動画と共に。
今回の完全版大日如来坐像制作プロジェクトにおいては、併行してお納めするお堂および境内各所の大規模な改修工事も行います。
建築や構造計算のプロフェッショナルとの打ち合わせは知らないことばかり、とても勉強になります。
難題は山積みですが、とても充実した悩みです。