vol.21
October 2, 2020
大蓮華座の一部である大皿パーツ、黒谷美術さんの手によりいよいよ鋳物に吹き上がりました。
そこで大皿を支える獅子とのフィッティング調整作業のため、工房スタッフ皆で工場のある富山へ向かいます。
大蓮華座の一部である大皿パーツ、黒谷美術さんの手によりいよいよ鋳物に吹き上がりました。
そこで大皿を支える獅子とのフィッティング調整作業のため、工房スタッフ皆で工場のある富山へ向かいます。
先週アップの「大蓮華座」の一部、大皿パーツの続きです。
いよいよ大皿が彫り上がり、このあと鋳造をする際の離型およびテクスチャー付けのため表面に漆を施します。
そしていっとき工房の手を離れ、鋳造屋さん(黒谷美術株式会社さん)の手に託されます。
完全版大日如来坐像の肝は、8頭の獅子がご本尊および大蓮華座を支える姿にあります。
しかしながら、サイズがここまで大きいとそれは構造的に簡単ではありません。
そこで熟考の末、大蓮華座の下に「大皿」と名付けたパーツを挟むことでその難題を解決しました。
おそらくこの構造は歴史上初めてです。
毎年楽しみにしている「足立の花火」も、今年はコロナの影響で中止。
そこで、花火セットを抱え荒川土手で工房プチ花火大会をすることにしました。
まぁ、これはこれで忘れられない夏。来年こそは皆で大きな花火が見られますように。
この先千年残る仏像にするためには、箔も接着剤ではなくきちんと漆で貼ります。恥ずかしながら自分も漆箔は不慣れなので、今回イチからの勉強です。
今回のプロジェクトでは漆箔および彩色のために、日本画家3人に応援を頼みました。冒頭その面接のシーン。
若手日本画家の女子二人、この頃はまだ猫をかぶっていますが今ではすっかり元気いっぱい本性を現しています。