佐藤 忠 展 – Jewelry –
April 7, 2015
先日拝見した、佐藤 忠 展 – Jewelry -(ギャラリーせいほう:東京銀座)、素晴らしかった。
自分自身が具象彫刻を制作していることもあってか、普段あまり抽象的な作品には食指が動かないのだけれど、佐藤さんの作品からはハッキリとした具体性とやりたい事を明解に感じるので、以前からとても惹かれていた。
自身、金属の取扱は専門でないので詳しいことはわからないけれど、あれだけの複雑なカタチをシンプルにスッキリと、そして正確に仕上げるには、見えない部分で相当の手間がかかっているだろうことが多分に伝わってくるので、その職人技としての快感もあるのだろう、観ていてとても気持ちが良い。なんだろう、「機能性がありそう」な感じも気持ちが良い要因なのかな。
なにより”こげ茶フェチ”、”エイジングフェチ”の自分には佐藤作品はなんともたまらないのだ。