Porsche Classic Radio Navigation System
February 26, 2015
昔から思うのだけれど、旧車乗りにとってカーナビメーカーの商品開発の方向性はまったくもってトンチンカンなもの。
使いこなせないような多機能も、派手なイルミネーションも、ケバい質感も、そんなもの求めちゃいない。
とにかく車の個性や車内の雰囲気を壊さずに、現代にあると便利な最小限の機能が欲しいだけなのだが、そういった商品は実際皆無に等しい。
そんな中、ポルシェが用意している”Porsche Classic Radio Navigation System”は、まさにそんな旧車乗り達が欲しかった理想そのもの。
ネオクラシック世代のポルシェに、全く違和感なくマッチする。空気感まで極めて自然なのはさすが純正のなせるワザ。
ポルシェは生産した車両の70%がいまだに存在しているそうだが、そういう愛好家の意向もきちんと汲み取りフォローするあたり、本当にさすが。
おなじように中古車市場の厚みのあるメルセデスやBMWだって、こういうパーツ用意すればいいと思うのだけれど、もしかしたら乗り手の趣味やニーズが案外全然違うのかな。この程度の商品、要は意匠の問題であって技術的には何も難しくないはず。ディスプレイだって小型のほうが都合がいいし、機能も最小限ならば製造コストもさほどかからないのでは。つまりは思想の違いかな。
もし自分の車種にこういうの用意されたら、すぐにでも交換するのに。
http://www.porsche.com/uk/accessoriesandservice/classic/producthighlights/navi/