ART STAGE SINGAPORE 2016 (仲良し編)
February 9, 2016
ART STAGE SINGAPORE 2016 では、日本からもいくつもの画廊・ギャラリーが出展し、ギャラリスト、作家、そして日本からのお客様も含め、たくさんの仲の良い顔ぶれ、そしてお世話になっている皆さんにお会いしました。
自身が作家活動を始めたほんの20年前と比べて、業界自体、格段に海外が近くなったことを感じます。
なにより、海の向こうで気心知れた顔ぶれにお会いすることは嬉しいですね。
彫刻家 松田重仁さん 髙島屋 平松昇さん。
RAFFLES HOTEL でバッタリ!
ギャラリー「ときの忘れもの」より出品の彫刻家 葉栗剛さん。
愛知芸大の先輩です。
髙島屋 加賀信子さん。
今年も巡回個展でお世話になります。
hpgrp 戸塚憲太郎さん。
彼は海外が似合いますね。
ミヅマアートギャラリーより出品の彫刻家 棚田康司さん。
材木屋さんでもご一緒しています。
ギャラリー小暮 小暮ともこさん。
昔からのお友達。国内での催事でもいろいろお世話になっています。
美術誌 アートコレクターズ 一井義寛さん。
いつも掲載、お世話になっています。
ART STAGE SINGAPORE 2016 (お仕事編)
February 9, 2016
遅ればせながら ”ART STAGE SINGAPORE 2016” のご報告です。
自身初めて訪れる国、そして久しぶりの海外アートフェア。
そもそも自分にとっての海外での発表の位置付けって、今までなんとなく曖昧でした。
自分は日本が好きだし、日本人の感覚や感性、気質がとても好きです。
国内で活躍することと海外で活躍すること、どっちが上でも下でもなく、東京での発表がやがて名古屋や大阪に拡がり、そこから地方都市や小さい街の隅々まで浸透してゆく、そして気付いたら海を越え国境を越えていた、という捉え方が自分にはいちばん納得がいきます。
海外で活躍するにはある程度の”戦略”と”仕掛け”が必要でしょうから、こういう考え方はこの業界で生きる者としては非常に青くおぼこいということもわかっていますが、けれどまだそこまで割り切れない部分があります。
この先、国内で自分が必要とされる仕事を真面目に訥々とこなしてゆく、それだけでもとても大変な努力のいることですが、しかしながら努力や集中はときに視野を狭め、作品と人間をつまらなくしてしまうこともあり、そんな中で海外での発表が自身の感覚や感性、固定観念にすこしでも揺さぶりをかけてくれるのならば、それはそれだけでとても有意義な事なのではないかと思えるようになりました。
ビジネスとしての結果はその都度勝ちもあれば負けもあるでしょうけれど、その”揺さぶり”こそがこの先の自分を支えてくれるのではと思え、そしてそのことが今回の旅の収穫でした。
共に展示をした画家の阪本トクロウ君、ありがとう。
そして今回、作家としての大きな成長の場を与えて下さった新生堂 畑中社長はじめスタッフの皆さまにこの場をお借り致しまして心より御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
彫刻家 大森暁生