工房よりお知らせ
November 22, 2022
月刊美術 最新号(2022年12月号)、特集『ネクストブレイク』の記事内「編集部イチオシ作家」として工房スタッフの白谷琢磨が紹介されております。
白谷は一見おとなしい性格ながら、実直真面目な人柄でいまやすっかり工房の番頭として完全版大日如来坐像プロジェクトをはじめウチの仕事を立派に支えてくれています。
同時に自身のキャリアも着実に重ね、画廊や百貨店での展示は勿論のこと、パブリックワークを自ら開拓、コツコツとこなしているようで、マンションエントランス等を飾る大型の作品や、先日も原宿のノースフェイスのショーウインドウを飾る作品も手掛けております。
見ていてもパブリックとの相性がとても良いように思え、今後はその要素とギャラリー作品との棲み分け、または同居が上手くいくとさらに飛躍するのではないかと期待しているところです。
ぜひ、お手に取ってご一読頂けましたら幸いです。
彫刻家 大森暁生
月刊美術
https://www.gekkanbijutsu.co.jp/
新作ブロンズ3種発表
November 15, 2022
新しいブロンズ作品を3種類発表いたします。
先日、協同組合美術商交友会でのお披露目を皮切りに、年末より全国各地の催事で展示される予定です。
お近くの際はぜひお手に取ってご覧下さいませ。
ツインリングのJacka
H14.2×W7.7×D9(cm)
ブロンズ、金箔、銀箔
ED:100
AP:10
©AKIO OHMORI
Founder:黒谷美術株式会社
Photo:KATSURA ENDO
(作品解説)
モチーフは、アメリカのワイオミング州等に棲息すると言われている伝説の動物”Jackalope”(ジャッカロープ)です。その姿は野兎の頭部に鹿のような見事な角が生えており、ラッキーモチーフとしても愛され言い伝えられています。ネス湖のネッシーや日本のツチノコのような「どこかに居るはず」と信じられている、いわば未確認生物です。もちろん実際にはこんな動物はいるわけもなく、その正体は「ウサギ乳頭腫ウイルスによりツノ状のイボが頭から生えた野兎」と結論付けられています。しかし、そんな奇形の野兎を気味悪がって排除するのではなく、ラッキーモチーフとして受け入れていく考えはとても優しい”嘘”であり、それこそ美術の本質にとても近く思え、モチーフとして興味を持ちました。このJackalopeの角(つの)には2つのリングが引っかかっていて、一つは男性的な8角形、もう一つは女性的な円形です。そして2つのリングは角から抜けることはありません。決して離れることのないこの2つのリングに、それぞれの人生を重ねて頂きたいという思いを込め制作致しました。
発表価格:320,000円(税別)
※お問い合わせは、協同組合美術商交友会 加盟画廊までお願い致します。
Jacka -Lock on- (美術商交友会さま記念品仕様)
H7.2×W5×D8.6(cm)
ブロンズ、銀箔
ED:70
AP:3
©AKIO OHMORI
Founder:黒谷美術株式会社
Photo:KATSURA ENDO
(作品解説)
モチーフは同じく伝説の動物Jackalope”(ジャッカロープ)です。Jackalopeが何か獲物を見つけ捕獲体勢に入った一瞬の姿をとらえました。標準を定めた姿なので「Jacka -Lock on-」と名付けました。奇形の野兎に”伝説”という優しい嘘をのせ生まれたJackalope”(ジャッカロープ)。この「Jacka -Lock on-」は手に乗るほどのサイズですが、人間が抱く”偏見”と”本質”を問う大きな存在なのです。
非売品
(左)ツインリングのJacka (右) Jacka -Lock on-(美術商交友会さま記念品仕様)
Jacka -Lock on-
H7.2×W5×D8.6(cm)
ブロンズ、金箔
ED:300
AP:30
©AKIO OHMORI
Founder:黒谷美術株式会社
Photo:KATSURA ENDO
(作品解説)
モチーフは同じく伝説の動物Jackalope”(ジャッカロープ)です。Jackalopeが何か獲物を見つけ捕獲体勢に入った一瞬の姿をとらえました。標準を定めた姿なので「Jacka -Lock on-」と名付けました。奇形の野兎に”伝説”という優しい嘘をのせ生まれたJackalope”(ジャッカロープ)。この「Jacka -Lock on-」は手に乗るほどのサイズですが、人間が抱く”偏見”と”本質”を問う大きな存在なのです。
発表価格:130,000円(税別)
※お問い合わせは、全国の大森暁生作品取り扱い画廊および各百貨店美術画廊、または d.b.factory@akioohmori.com までお願い致します。
(左)Jacka (右) Jacka -Lock on-
以上、お知らせまで。
どうぞ宜しくお願い致します。
彫刻家 大森暁生