追悼 立川左談次
March 20, 2018
立川流で談志師匠の次に大好きだった、つまりは噺家で2番目に好きだった左談次さんが死んじゃった。
立川流には名実ともに超一流の志の輔さんはもちろんのこと、今をときめく志らくさんや談春さん、談笑さんに生志さん、その他にもたくさんの人気者いますよ。
けどね、左談次さんが好きだったんだよ。
自分がまだ学生の頃、左談次さんのひとり会のネーミング『はたらく!左談次』にやられて、以降、なんとも人を食ったような、とぼけた噺かたが大好きで、舟を漕いでいるようなゆったりリズミカルな江戸弁もたまらなく心地良かった。
去年の『談志まつり2017』での「サイレント長短」はほんとうにおかしかった。
食道癌を新しい芸に昇華させるなんて左談次さんじゃなきゃできないよ。
最後に聴けて良かった。
立川流のお弟子さんにとっては、あの世で談志師匠に再会することを考えただけでも「安らかに」とはいかないんだろうけれど、天国でもいつものようにノラリクラリとニヤニヤ笑っていて欲しいな。
楽しい時間をありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。
ART FAIR TOKYO 2018
March 8, 2018
3月9日(金)より開催の「アートフェア東京2018」において、新生堂ブースより新作木彫1点出品いたします。
新生堂のロゴマークに蝶々があしらわれていることから、今回は「新生堂 Butterfly」と題し、16名の作家による蝶々を盛り込んだ作品を展覧いたします。
各作品、どこに蝶々が隠れているか、ぜひ探しながらご覧下さいませ。
彫刻家 大森暁生
ART FAIR TOKYO 2018
SHINSEIDO GALLERY
Booth No.N17
Butterfly
3.9 (Fri.) 11:00-20:00
3.10 (Sat.) 11:00-20:00
3.11 (Sun.) 11:00-17:00
会場およびチケット等、詳細は以下公式サイトをご参照ください。
Moonlight butterfly
H3.5×W20×D19.5 (cm)
檜、漆、金箔、彩色、マニキュア瓶
2018
©AKIO OHMORI
Photo:KATSURA ENDO
夏目漱石が ” I love you ” を「月が綺麗ですね」と訳したように、月灯りは女性を最も美しく魅せるのかもしれない。
「女性がネイルに紅を差したとき、月夜のもと美しい蝶が羽ばたきはじめる」
そんな物語を紡いでみました。
※夏目漱石の訳には諸説あります。