Campagnolo GS

May 5, 2018

 

 

 

 

 

状態の良いカンパのビンテージクランクセット(おそらく70年代のモノ)が手に入ったのでビアンキのミニベロに取り付けてみた。盾無しの旧ロゴが雰囲気。

 

BBも一緒に付いていたので是非使いたかったのだけれど、残念ながらシャフトの長さが少し足りなかった。おそらくミニベロであるうえに自分のはまだアルミフレームだった頃(12年前くらい)のビアンキなので、後ろ三角のパイプ径が太いのも原因なのかも。

仕方なくサイズの合いそうなシマノのBBを取り寄せてみたところ、左右のリング部分が金属製のもので意図せず雰囲気バッチリ。このあたりのパーツもどんどんプラ素材に変わっているので、金属製が新品で買えるのも時間の問題のようだ。

 

ビアンキのミニベロは以前のモデルからから最新のモデルまで、シマノやダイアコンペやその他いろいろなブランドをアッセンブルして、上手にクラシックな雰囲気にまとめている。

フルカンパとかフルシマノとか鼻息荒くないのがミニベロの素性に合っていてすごく良いと思うのだけれど、クランクだけは目立つパーツなだけに今回ビンテージカンパを奢ってみた。といってもスーパーレコードじゃあちょっと浮くしディレイラーとかも揃えたくなるしぃ・・で、あえて雰囲気はスーパーレコードなGS(gran sport)あたりがちょうどミニベロに合っているうえに、他のブランドとちゃんぽんでも残念な感じがしなくて実にちょうど良い。

 

気分一新ついでに、シートピラーもtradizioneが製作しているビンテージカンパな雰囲気のものに交換。

シートの根本あたりがシェイプしているピラーってこんなに美しいのになんで廃れちゃったのだろう。

tradizioneさんはそんな思いに応えるべくクロモリフレームに合うようなパーツを積極的に作っていて素晴らしい。って自分のミニベロはアルミなんだけど。

 

こういうパーツ交換は中毒性があって次から次へとになりがちだけれど、このビアンキはだいぶバランス良くなったのでこんなところでひとまずおしまい。

 

 



「殺処分ゼロ」定義明確に

May 3, 2018

 

 

 

 

今朝のニュース。

 

ここ数年、「殺処分ゼロ」を掲げ実行する自治体がずいぶんと増えているようで、それ自体はもちろん素晴らしいことなのだけれどその実体はいろいろあるみたい。

 

自分が過去に取材させていただいた熊本市動物愛護センターは、それこそ今のこの動きの先駆者であるからこそ、わずかな取材からも体裁ではない本当の問題を垣間見ることが出来た。

 

中でも”攻撃性”を持つ犬の恐さは、街中で野良犬を見かけなくなった現代ではなおのこと、それはそれは衝撃的だった。

自分に対して狂ったように猛然と牙を剥き飛びかかってくるその様は、目の前の鎖がもし切れたら、きっと自分は噛み殺されるだろうと感じるほど、それはもうライオンや虎に対面するのと同じ猛獣の恐怖だった。

 

”病気”についても、感染等の問題だけでなく、動物にだって精神的な病気もある。重度の者は一見して解るほど痛々しいものだ。そういった状況からも譲渡が現実として難しいことだってある。

 

「殺処分ゼロ」を本気で実現してゆくのであれば、殺さなかった数字だけではなく、殺さざるをえなかった現実とその理由についても、同時に理解し認めてゆく必要があるのだと思う。

 

 

 

彫刻家 大森暁生

 

 

 

 

彫刻家 大森暁生 Please do disturb (芸術新聞社HP内連載コラム)

vol.29「熊本市動物愛護センター」

http://www.gei-shin.co.jp/comunity/06/index2.html

 

 

 

光の肖像 ー すみっこのポンザ ー

H57×W52×D32(cm)

楠、漆、彩色

2011

©AKIO OHMORI

Photo:KATSURA ENDO

 

 



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