令和
April 1, 2019
新元号発表の瞬間は、工房でスタッフ皆と。
「令」の字は想像もしなかったけれど、違和感なく入ってくる良い字面。
今日まで小さな町工房とはいえ若者達との共同作業にさんざん辛労辛苦してきたことからも、この二文字の中には日本人としての大切な”あり方”が込められているようで、なんだかウルッときてしまった。
ウチの工房も新年度からは、番頭役の長久保華子を筆頭に山本雄大、白谷琢磨、東嶋賢一の4人のスタッフと共に、ひきつづき皆さまのご期待に応えられるよう「令和」な工房を目指し頑張ってまいります。
彫刻家 大森暁生
新宿タイガー
March 23, 2019
昨夜は、いつもお世話になっている根本佳奈さんの個展が新宿ゴールデン街のバーで開催中というのでちょっとだけお邪魔しに。あいかわらず根本さんの生き方は、自分には遠く及ばずカッコイイ。
で、その足で『新宿タイガー』を観にテアトル新宿へ。
なかなか雰囲気なコース。
美術予備校に通っていた10代の頃、アルタや紀伊國屋のあたりでときどき見かけていた新宿タイガー。当時は勝手に「タイガーおじさん」とか呼んでいたように思うけど、「新宿タイガー」が正式名称なのね。
あれから30年が過ぎ、けれどいまだにご健在なことにビックリして思わず観にきてしまった。
昔はレインボーのアフロだったけど、いまはピンクのフェザーでより華麗?になったなぁ。
映像は、新宿の歴史も同時になぞるような構成になっていて、見応えありました。
昔から謎だらけの新宿タイガー。このドキュメント映画でいろんなことを知ることが出来てなんとなくスッキリしたような、けれどやっぱり謎は謎のままのほうがロマンだったのか?さらに言えば、新宿タイガーは雑踏の中で突如出くわす風のような人であって、舞台の上の姿を観てはたして嬉しかったのか?昨日からずっと考えてる。
なんでそんなこと考えてるんだろう。
新宿タイガー