“王者のテーブル ー Young lion ー” 納品
April 23, 2015
もう幾度も通った、仙台在住のコレクター伏見さま邸への納品の旅。
けれど伏見さんご夫妻は、「コレクター」とか「お客様」とかそんな余所余所しい言葉はなんだか馴染まない。
伏見さんは「友」と言ってくれるから、大先輩は承知のうえで自分も「友」としてお付き合いさせて頂いている。
そんな伏見邸への納品も、今回はひときわ特別な一日。
数年前にご注文頂き、ようやく仕上がった大作 ” 王者のテーブル ー Young lion ー ” の納品。
「桜の咲く頃」というお約束、仙台はまさに見頃、間に合った。
”座卓”ということ以外、モチーフ、素材、仕様、全て一任頂いた今回の大仕事。
作品に対峙したときのご夫妻のお顔とあの時間、自分は一生忘れないだろう。
緊張のお披露目を無事に乗り越えたら、あとは日付が変わってもなお続く盛大な御祝い。
工房一同、夢のような時間を過ごさせて頂いた。
翌日は、お二人と共にお蕎麦に松島観光にお鮨に国分町にと、贅沢な心の休息。
ゆっくりと2泊させて頂き、新幹線でもその余韻を楽しみながら。
幸せな三日間でした。
伏見さん、結賀さん、本当にありがとうございました。
彫刻家 大森暁生