輝けるメタルアート

January 19, 2020

 

 

 

出品者のお一人からご案内を頂き、「輝けるメタルアート」展へ。

実は会場の石洞美術館はウチの工房のすぐご近所。冬晴れが気持ち良いので自転車でプラプラと。

 

いやぁ、素晴らしかった。

今回は過去の受賞作家さんの展示ということでそれも納得だけれど、それにしても独創性もテクニックも素晴らしかった。

友人知人の作家さんの作品もたくさんあって、ちょっと誇らしい気分。

 

素材というのは妙なもので、素材によって器用な人が選びがちな素材と、ぶきっちょな人が選びがちな素材とに不思議と分かれる。

ちなみに、金属は完全に器用なタイプの素材だと思うし、木彫もかつてはそうだと思っていた。

けれど昨今「木彫ブーム」と呼ばれて久しく、そうなるとテクニックが無い奴やぶきっちょまでが参入してくる。ブームというのは凄いもので「アート」という言葉と相まってなんでもかんでも押し上げる勢いも持ち合わせている。

で、見渡せばご覧のありさま。

 

話しが脱線した。

それに比べて金属の世界はまだブームに荒らされていない感じ。失礼な言い方だったらごめんなさい。

ブームに胡座をかいている木彫界は、独創性でもテクニックでもとっくに金属に負けているなぁ、そう感じた。

勿論、この展覧会は受賞者ばかりの極めて上質な作品揃いだったことは言うまでもないけれど。

 

いい展覧会を見せて頂きました。

 

 

 

彫刻家 大森暁生

 

 

 

輝けるメタルアート  -淡水翁賞35回記念-

http://sekido-museum.jp/list/200111.html

 

 


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