PERMANENT BLUE
February 9, 2015
作品にお付けするギャランティーカードへのサイン入れに、最近はモンブランの”ブルーブラックインク”を使っていました。
深い黒の感じが気に入っていたのですが、残りが少なくなったので買い求めようと現行品を調べたところ”古典ブルーブラック”は廃盤とのこと(危険な成分を含むからだとか)。代わりに”ミッドナイトブルー”という名で染料系になっていました。
ギャランティに使用するのですから、やっぱりパーマネントインクには拘りたいところ。
で、モンブランからは様々な色のインクが出ていますが、パーマネントインクは顔料系となったブルーとブラックの2色のみの展開に切り替わっていました。そもそも、古典BBインクは黒しか選べなかったわけで、一色選択肢が増えたと考えれば良いことなのかも。
最近はなんでもAmazonで買ってしまいますが、試し書きもしたいので銀座の伊東屋さんへ足を運び、合わせて店員さんにいろいろと教えて頂きつつ、2種類のパーマネントインクのうち特に耐水性が強いという”パーマネントブルー”を購入。
今までのインクにくらべてサラサラと気持ちの良い書き味(以前のものが古かったこともありますが)。顔料系ってもっと重いイメージでした。
そういえば、昨年のドイツでの個展の際ご一緒させて頂いた筆記具メーカー”PENAC”社長の竹内さん(”ぺんてる”や”ステッドラー”の要職を渡り歩いた筆記具のプロフェッショナル)も、「ヨーロッパでは万年筆のインクといえばロイヤルブルーなんだよ」とおっしゃっていた。
あれだけ”黒”に拘っていたはずなのに、そういう言葉にはめっぽう弱く、、実際、色の濃淡もとても綺麗。
というわけで、これからはギャランティの文字、爽やかなブルーになります。
http://www.montblanc.com/ja-jp/home.html