高野山の名宝
November 30, 2014
昨日は、これから始まる某大仕事の勉強にサントリー美術館で開催中の「高野山の名宝」展へ。
各仏像の素晴らしさは勿論のこと、唯一造作された展示室ではない上下階を繋ぐ階段踊り場の吹き抜けに展示されていた”孔雀明王坐像”、そしてその空間そのものが自身最も印象深かった。
昨今の美術界では、アートフェアに見られるような仮設ブースやコンテンポラリー系ギャラリーお得意のホワイトキューブでしか保たない作品を数多く見受けるけれど、この”孔雀明王坐像”は遥か時空を超え、建造物そのものも、その建材も、様式も、ライティングや見せ方(魅せ方)までも当時とは全く異なる空間に置かれながらも、そんなもの何処吹く風、あきらかにその”場”を支配してしまうチカラを持っていた。
このチカラの正体をいつか具体的に見極めてみたい。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_5/?fromid=topmv