読売新聞 2026年4月12日号

April 24, 2026

 

 

 

読売新聞に素晴らしい記事が掲載されていました。

あの騒動から早20年近く経つことにも驚きですが、当時の籔内先生のご年齢は53歳、ここ数年の自身の困った出来事ともちょうど年齢が重なることにも驚きました。

 

籔内先生とのお付き合いは、大学3年生(自身23歳頃)のころからですので、かれこれ32年ほどになります。

先生のすぐ真横でその姿を見て学び、叱られ、怒鳴られ、かとおもえば友人のようにゲラゲラと笑い合ったのはその32年のうちのわずか8年間ですが、ありがたいことに今日までいつも気に掛けていただいております。

 

そんな長いお付き合いの中で、唯一、一度だけ、生意気で身の程知らずと承知の上で、籔内先生に励ましのメールをお送りしたことがありました。

それが、「せんとくん騒動」のときでした。

集団で個を叩く、異常な日本人の姿にいてもたってもいられなかったのを覚えています。

 

籔内先生の凄さを数え上げればそれはキリがありませんが、やっぱりあの「せんとくん騒動」をひっくり返してしまったことが、ダントツです。

ある日、フッと風向きが変わったかのようにいわれがちですが、実はその間、あらゆる誹謗中傷、なかには単なる罵倒や「馬鹿」「○ね」といっためちゃくちゃな憂さ晴らしのようなコメントにも、一通一通丁寧に冷静に返信をされていました。(当時はHPにBBSというコメント欄があったように覚えています)

 

そんな地道で真摯な対応が、ある日、世間の風向きを変えたのです。

 

作家や芸術家は時に「傲慢」というレッテルを突如勝手に貼られることがある因果な仕事です。

その誤解を丁寧に解いていく姿勢は、どんなお立場やキャリアであっても変わらず、自分の人生を大切に愛していくことなのだと学びました。

 

奇しくも自分も当時の籔内先生と同じ年齢の時に、悩ましい試練の中におりますが、決して腐ることなく、ひとつひとつ目の前の事を大切に、真摯にそして明るく、良い人達と仕事をしていきたいと思っています。

 

本当に佳いときに佳い記事を読みました。

記事を教えてくださったIさんありがとうございます。

 

 

彫刻家 大森暁生

 

 


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